HOME > お知らせ > 非接触バイタルセンサーの感知距離(最大3m)について

非接触バイタルセンサーの感知距離(最大3m)について

2026年6月9日

弊社の非接触バイタルセンサーは詳しく言うとCW式バイタルセンサーとなります。
CW式とはドップラーセンサー方式で24GHzのマイクロ波を使います。この方式は自然界のドップラー効果を応用し、センサーから発射されたマイクロ波が対象物に当たって反射して戻りますが、その時センサーと対象物が近づく状態であれば反射波の周波数が上がって戻ってくる、離れる状態であれば反射波の周波数は下がって戻ってくると言うものです。

一番わかりやすいのは警察のスピード違反の取り締まりです。
警察官が道端に設置したドップラーレーダーから発射されたマイクロ波(10.5GHz)が車に当たって反射して戻ります。その時に発射したマイクロ波の周波数がどれくらい上がって戻るかで車のスピードが分かってしまいます。この時、車までの距離は50m~100mとなります。そして車は動いています。

そこでこれを介護施設、病院で応用するのですがちょっと工夫が必要になります。つまりセンサーの対象の方はベッドに寝ていて体はぼ動かないからです。
これで脈・呼吸を取るにはどうすれば良いのか?今度は視点をミクロに変えてみましょう。

人間は寝ていてもミゾオチのあたりが動いていて、呼吸しているのは分かります。また脈に関しては手首の裏側を触ってみるとドックンドックンしているのが分かります。

そうです、何メートルと言う距離のレベルではなく、数ミリの世界ではベッドのマット下に設置したセンサーに対して体表の近づく・離れる運動があるのが分かります(ミゾオチは2~3mm、体表の血管の膨らみは0.1mm程度)。これをドップラーセンサーで拾いセンサー内のマザーボードで演算して呼吸と脈に分離します。ところで最近よく聞くミリ波レーダー(または60GHzバイタルセンサー)と言う電波式のセンサーがあります。これはFM/CW式と言い測距センサーとも言われ、車の自動運転の技術を利用しています。

この場合センサーから体表のミゾオチ・体表の血管の膨らみの凹凸までの距離を測ります。
後から出てきたセンサーで60GHzと数字も大きいのでなんか感度が良さそうですが、電波法上の電波の強さの制約があり、残念ながら感知距離は1~1.5m程度しかありません。転倒とか体全体が大きく動くのを感知するのは得意ですが、じっとしている方の脈・呼吸と取るのは距離的にちょっと苦手だと思います。ただ利点としては複数人のデータが取れるので、これに関しては便利です。ただ感知距離は1~1.5mですので、複数人に対してセンサーをどう設置するか悩ましいところです。

ちなみに弊社の24GHzCW方式(ドップラー方式)のバイタルセンサーは一人しか取れません。やはり弊社の24GHzCW方式(ドップラー方式)のバイタルセンサーの感知距離3m/最大はかなり性能が良いと思います。実際刑務所の保護室の見守り用にご採用頂いております。
ご参考にして下さい。